キャンドルに使用されているエッセンシャルオイル(精油)の植物の一覧です。植物の写真をクリックするとスタンダードオイルのキャンドルの各商品ページに進めます。
イランイランは、バンレイシ科イランイランノキ属に分類される樹木の1種で東南アジア原産です。世界中の熱帯域で栽培され、香料や材、観賞用に利用されています。低木から高木であり、ふつう高さ6–18メートル 程度ですが、大きなものは 33 m にもなります。葉は互生、葉腋から垂れ下がって咲く花は最初は緑色だが黄色くなり、強い匂いを放ちます。
ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の植物の総称です。ソケイ属の植物は世界で約300種が知られています。ジャスミンのほとんどの種類は白色または黄色の花を咲かせます。精油に使わせる種では花は強い芳香を持ち、香水やジャスミン茶の原料として使用されています。主な香気成分はジャスモン酸メチルです。アジアからアフリカの熱帯あるいは亜熱帯地方が原産になります。
ローズゼラニウムゼラニウムは、テンジクアオイ属になり、多年草や半低木のものが多いですが一年草もあります。約230種が知られており、種の大部分は亜熱帯や熱帯に分布し半耐寒性のものが多く存在します。葉は普通対生または螺旋状につき、単葉で、掌状もしくは羽状の切れ込みや鋸歯のあるものが多くあります。花は直立した茎の先につき、5枚の花弁があり、がくも5裂します。花の色は、赤・ピンク・白・藤色・紫・オレンジ色・サーモンピンクなどがあり、ほとんどの園芸種は、南アフリカ原産のいくつかの原種の交配によって作成されたもので、約20の種から数千の品種が作られています。香料用に栽培されているローズゼラニウムは、ゼラニウムの一種であり、バラに似たフローラルな香りが際立っており、食品業界・化粧品業界で広く使用されています。
ベルガモットは、ミカン科ミカン属の常緑高木樹の柑橘類で主産地はイタリアです。ミカン属の三つの原種(ブンタン・マンダリンオレンジ・シトロン)が関与した交雑種になります。ベルガモットの果実は生食や果汁飲料には使用されず、精油を採取し香料として使用されています。紅茶のアールグレイはベルガモットで着香した紅茶です。フレッシュな香りをもつためオーデコロンを中心に香水にもしようされています。樹高は2 – 5m程度になり、葉は他の柑橘類と同じように表面に光沢があり、他の柑橘類よりもやや細長い形をしていて先がとがっています。夏に芳香のある5枚の花びらを持つ白い花を咲かせます。果実の色は最初緑色であるが、熟すにつれて徐々に黄色~橙色へと変化していきます。
真正ラベンダー
ラベンダーは、シソ科ラヴァンドラ属の半木本性植物の通称になり、伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきました。ラベンダーの栽培は1930年代に本格的に行われるようになりますが、それ以前は野生種の刈り取りが行われていました。ヨーロッパ南部を中心に39種が知られており、その中でも南フランスで最も香りが華やかとされている品種が真正と名の付くラベンダーになります。春に紫や白、ピンク色の花を咲かせる様々な種がある中でも紫色の花が最もポピュラーで、多くの種は、花、葉、茎は細かい毛でおおわれており、その間に精油を出す腺があり揮発性の油を多く含むため、草食動物はほとんど食べないですが、芳香で蜂などを引き寄せます。
ベンゾイン
ベンゾインはエゴノキ科の樹木の樹脂から抽出されます。樹木は高さは20mにもなり、黄色か白い花を咲かせ、固い果実をつけます。植林後、7年ほど経過すると樹液を抽出することができるようになります。「ジャワ島渡来の香り」という意味の言葉が名前の由来で、古くから宗教儀式に使われたほか、薬や香水の原料としても使われています。